2013年11月11日(月)京セラドーム 大阪
2013年11月12日(火)京セラドーム 大阪
2013年11月15日(金)福岡ヤフオク!ドーム
2013年11月18日(月)東京ドーム
2013年11月19日(火)東京ドーム
2013年11月21日(木)東京ドーム
開場17:00 開演19:00
S席16500円 A席14500円 B席12500円
先行予約でチケット入手。S席限定で2枚以内という縛り付き。チケットに当選したとはいえ、かなり納得できない座席番号。故に、一般販売での入手を試みるも、電話とネットでは不可能であった。数分で東京公演は完売。というわけで、11月18日(月)東京ドーム、入手したS席というのは、ステージ真正面とはいえ物凄く遠い2階席であった。
すでに、大阪、福岡とまわってきていたので、セットリストの大方の予想はついていた。そしてその予想通り、ほとんど同じ演目であった。
最悪の音、ドームだから仕方のないことなのか、しかし音楽を聴きに来て音が最悪ならば致命的ではなかろうか、普通はそう思う、しかしながらである、あんな酷い音でありながら過去に経験したことのないような感動をしてしまう。何なんでしょう、これは・・・。
11年前、2002年の東京ドーム公演ですでに生ポールは体験済みであり、歌唱力と演奏の能力に関して文句のつけようのないことは分かっている。現に、今回も最悪の音でありながら最高の歌唱力と演奏を堪能出来た。しかし、11年前より遥か上をゆくこの感動は何なのか。きっと、演目が違うからだろう、今回は40曲前後もやったのだから─、そう思っていた、そう思いつつも今回と前回のセットリストを改めて見比べてみる
2013 1.Eight Days A Week | 2002 1.Hello Goodbye |
確かに曲目は違って入るものの、質やボリュームなどは、これを見るかぎりはそれほど変わりがないように思う。
やはり71歳というその年齢をもとにした驚嘆こそが大きな感動を呼んでいるのか、なぜそれほどまでに歌い続けることができるのか、ただ歌うだけでなく何故その歌唱力を保つことができるのか、アコギ・エレキ、ベースにピアノ、なんでその歌唱力でありながらそんな演奏ができるの、古希を過ぎているというのに!!とはいえ、演奏しているポールを、常に年齢を意識しながら見ていたわけではない。確かに最初はその年齢を強く意識したが、いつのまにか、ただ史上最高のアーティストの演奏を堪能するのみになっていた。
一つだけ確かなものとして感じたのは、その演出の素晴らしさ。見晴らしのいい席であったのも幸いして、映像と照明、そして時には火薬を駆使しての派手な演出は、大スターにふさわしいものであったし、大スターが大スターらしからぬ片言の日本語を終始一生懸命語っていたことにも共感してしまう。いい音聴きたけりゃクラシックやジャズでも聴きに行け、か─・・・。ブルーノートおなんかで弾き語るポールなんてのも見てみたいんだけど、まぁ無理だな。
個人的には、思わず共に歌ってしまったイエスタデイと映像が格好良かったヘルター・スケルターが一番印象深い。そして最後のジ・エンドを終えた後、「See you next!」というその言葉に、次も何としてでも来なくてはなるまいと決意する。次はサイクルからすると10年後ぐらい?となると、傘寿超えですか。今回が最後とか言われているけれども、次もあるような気がするのは自分だけではないはず。音楽こそが生きる術、生き続ける限りきっと歌い続けるはず。だから、きっとまた「タダイマ!」と叫んでくれることを期待して、とりあえずNEW (Deluxe Edition) でも聴きますか。