ビートルズを知り、ビートルズを聴きだしたのは、既にビートルズが解散していて既にジョンが旅立ってからのこと。時代を遡り、彼らのことを文面や映像などで学ぶにつれて、オノ・ヨーコの影もちらついてくる。まるで彼女がひとつの時代に区切りをつけたかのごとく語られる、そして語られるままに捉えて、何も知らないままにただ彼女を毛嫌いし続けた─。
クリスマスが迫ってくると、ジョンとヨーコのハッピー・クリスマスが盛んに流れる。その曲を聴くたびに、ジョンへの憂いだけが頭をよぎる、そしてそこには共に歌っていたヨーコの姿はない。
John & Yoko, The Plastic Ono Band with the Harlem Community Choir - Happy Xmas (War Is Over) by Yoko Ono
年々、ハッピー・クリスマスを歌う2人の笑顔が明瞭になってくるような気がする。アーティスト、オノ・ヨーコのあらゆる作品を知るにつれて、むしろジョンよりもヨーコの姿が大きくなってくる。ジョン・レノンも惹かれていったオノ・ヨーコの作品の力は並大抵なものではない。
1971年にリリースされたハッピー・クリスマス、シングルレコードのB面にはYOKO ONO名義からなるListen,the Snow is Fallingが収録されていた。
Yoko Ono - Listen, the Snow is Falling by Yoko Ono
その吸引力に、さらに他の楽曲を貪る─
Yoko Ono - Winter Songs by Yoko Ono
オノ・ヨーコの存在がどんどん大きくなっていく─
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