2010年12月25日土曜日

愛はきらめきの中に

今月初頭にビージーズの特集番組を見て以来、ここ最近はアルティメイト・ベスト・オブ・ビー・ジーズ-デラックス・エディションばかり聴いている。

2003年にモーリス・ギブが急逝した時には、残されたバリーとロビンはショックのあまり、もう歌わないといった趣旨のコメントを出していたように記憶しているが、番組内のインタビューでは思った以上に新しい音楽をつくりだすことに情熱を燃やしながら、明るく受け答えしている姿があまりにも嬉しくて、ビージーズに再びはまってしまった。

 

毎年、クリスマスになると、ビージーズの♪HOW DEEP IS YOUR LOVEを思い浮かべる。

田舎から上京した最初の年のクリスマス、ひとり、古びたアパートの四畳半で、MTVのクリスマス・スペシャルをじっと見つめていた。その時流れていた♪HOW DEEP IS YOUR LOVEが心に染みた。

 

時を越え、3人が2人になり、そのふたりの姿かたちも大きく変わった…

 

かれらは、R&Bやソウル、そしてビートルズなどから強い影響を受けたという。サタデー・ナイト・フィーバーやステイン・アライブの印象がぬぐえなかった自分などには、意外な気がしたものの、あらゆる時代のビージーズを聴きこむと、なるほど納得。

「常に変わり続けること、それが重要」とふたりは語っていた。このアルティメットこそがそれをよく物語っているように思ってしまった。しかしながら、どうしても80年代後半以降の音楽は飛ばしてしまう。生の素晴らしい歌声には、生の音じゃなければ、どちらも負けてしまうということなのか…。

 

 

なんだかんだいっても、シンプルなこの曲が一番かな。

 


2010年12月24日金曜日

Animals

ことしは卯(うさぎ)との戦いだ。

とにかく、あやつらの姿かたちを捉えねばと、カメラ片手に上野動物園にでも行ってやろうかと思う。しかし、この時季、果たしてその姿を目にすることができるのか。生の姿を見ることができないのであれば、なにもそこへ行かずともいいわけだ。まぁ、現代の動物園ともなれば、温度管理された施設の中で、時季を越えて飼育されているのかもしれないが、不確定要素が見え隠れする目標地点へ向かうのがためらわれる。うさぎを見るために動物園に行くのもどうかと…。

なにはともあれ、動物園はなしにして、ほかの卯を貪った結果、さいたま市浦和区にある「調神社」に行き着いた。「つきのみやじんじゃ」と呼ばれることも…、なんか聞き覚えがあると思うのも当然で、かなり有名な神社。知らない自分がマイノリティーだったのか─。有無を言わさず、取材場所が決定。

長い道中は、当然のごとく音楽で気を紛らす。セレクトしたのはピンク・フロイドの「アニマルズ」。この中には、豚と犬と羊しかいない。それら3種の動物を人間に例えて、社会を痛烈に批判したアルバムだとか。ウサギを人間に例えることは、決して難しいことではないだろう。

 

1. 翼を持った豚・パート1

2. ドッグ

3. ピッグ(3種類のタイプ)

4. シープ

5. 翼を持った豚・パート2

 

バニーガールというのは、その発祥はやはり「PLAYBOY」からだったのか─。

「PLAYBOY」と連動企画で始まった高級クラブ「プレイボーイ・クラブ」で初めてバニーガールが登場する。1960年にシカゴに一号店が登場する。つまり、「アニマルズ」がリリースされた1977年当時は、バニーガールは社会に浸透していたと想像されるわけで、ウサギで社会風刺をすることも可能だったわけだ。とはいえ、野郎ならばそんなことをするはずもないか─、と勝手な夢想…。

さて、話はそれたが、いざ浦和。

 

調神社

 

御布施五百円也

 

 

そして、取材の甲斐あって、年賀状作成も無事修了。

なんとか25日間に合った。


2010年12月9日木曜日

ジョン・レノンの日

ジョン・レノンの日をつくるとするなら、どうしても12月8日になってしまう。殺害された縁起でもない日であり、せめて生れた10月9日を指定するべきだと思うのだが10月9日はすぐに忘れて、12月8日は決して忘れることができないのだから仕方がない。

とはいえ、自分がビートルズやジョン・レノンの音楽を聴くようになったときには、すでにジョンはこの世にいなかった。凶弾に倒れたその日、鼻たらしのガキんちょとはいえしかっリとした自我は持っていたはず。しかし、悲しきニュースがあったかどうかの記憶もない。だから当然、わずかながら重なった命ある時代のことも知る由もない。そのことが、一層悔しさというか愚かしさというか、どうにもやるせない負の気持ちを増大させる。それでも、ジョンとともに生きてきた人の気持ちを考えたら、自分が感じる負の気持ちなどはとるに足らないものなのだろうが…。

 

ダコタ・ハウス

 

二ール・ヤングと♪イマジンが妙に合う

 

 

♪イマジンの映像はこれ以外に考えられない