2008年11月28日金曜日

ライブ・アース

��007年に地球温暖化防止を訴えるためのチャリティーコンサートが行われていました。世界各地で同時にコンサートが行われて、テレビやインターネットでも中継、20億人もの人が視聴したそうです。

��008年12月7日、再びライブ・アースが開催される予定だということで、だいぶ前から、ボン・ジョヴィ、ロジャー・ウォーターズ、ウィル・アイ・アムなどが出演すると報道されていました。開催予定地は、インドのムンバイ。

Live Earth


ムンバイで大規模なテロが発生しました。現時点で死者100人以上ということです。テロの本当の目的は分かりませんが、少なからず、このライブ・アースも意識したテロであるのでしょう。たとえそれは全く関係ないと言われても、そのように見えてしまいます。


そんなに戦争がしたいのでしょうか。


さて、ライブ・アースは予定通り開催されるのか分からなくなってきましたが、開催されたならば、異常なまでに盛り上がることでしょう。個人的には、それほどこのイベントに注目してきませんでしたが、もし開催されたならば、見てみようかという気になってきました。その興味は音楽にとどまらず、あらゆることへと向けられているのは言うまでもないことです。環境問題のためのチャリティーが、全く別のものに変わるのだけは避けてほしいのですけれど、自分のように環境問題を度外視してこのイベントを見つめる人が多いでしょうから、当初予定した形とは別のものになることは避けられないでしょう。

もし、ライブ・アースが開催されたならば、冷静な目でそれを見つめましょう。

♪Hey You / Madonna



2008年11月18日火曜日

Farewell to Stromness

仕事帰り─
バスに揺られ、ぐったりしながら─
LAGQが演奏する♪さらばストロムネスで癒やされました。
♪Farewell to Stromness


「さらばストロムネス(farewell to stromness)」
イギリスの作曲家ピーター・マックスウェル・デイビスが作曲(1980)。
環境保全に強い関心があった彼は、スコットランドのオークニー諸島でのウラン採掘に抗議してThe Yellowcake Revueというミュージカルを書く。そしてそれを、オークニーで開催されたあるフェスティバルにおいて、自らがピアノを演奏して女優エレノア・ブロンと共に上演した。♪さらばストロムネスはそこで初めて演奏されたのだ。
ストロムネスとはオークニー第二の町のこと。ゆっくりと重々しく始まるベースラインは、ウラン汚染のために町を出て行く住民の足取りを描写したものだという。
曲全体にわたって、土地を追われた人々の悲哀とその土地を思う郷愁の念が絶妙に表現されている。まるで、その土地に住んでいた先住民によって語り継がれてきたような響き─例えば─、蛍の光、マイボニー、ロンドンデリーの歌…、─といった民謡であるかのようにさえ思ってしまう。
マックスウェル・デイビスは1971年から実際にオークニーに移り住み、その時期から、スコットランドをテーマにした音楽・スコットランドの要素を取り入れた音楽を作り始めたようだ。彼は数多くのシンフォニーやオペラを書いていて、その評価も非常に高い。大英帝国からナイトの称号を戴いていて、サー・ピーター・マックスウェル・デイビスと呼ばれているほどだ。
試しに、交響曲をいくつか聴いてみた。
♪さらばストロムネスとはまるで違う響き─、まさに現代音楽的な作品群、牧歌的な要素は微塵もなかった。想像とあまりにかけ離れた響きであるため、大いに抵抗を感じてしまうが、彼の音楽はまだ聴き始めたばかりなので、聴かず嫌いにはならないよう、これからじっくり聴いていこうと思う。彼のスタイルは多種多様だというから、また奇跡の響きに出会えるかもしれない。


Kyrie
P.M.Davies(サー・ピーター・マックスウェル・デイヴィス)



2008年11月6日木曜日

プリシラ・アーン

ベスト・ヒット・USAを見ていたら、プリシラ・アーンという女性新人アーティストがゲストで出ていました。名前は聞いたことがある、確か─…、ポスト・ノラ・ジョーンズとか言われていたように記憶しています。
女性ボーカルでブルーノートからデビュー、曲を聴くとなるほどノラ・ジョーンズになんとなく似ているような…曲調もカントリー風─、だからといってポストナントなどとレッテルを貼らないでほしいものです。そのレッテルだけで、良いものでも聴きたくなくなるものですから。
プリシラ・アーンの場合も、危うく聴かず嫌いになるところでした。ギター一本で演奏される♪Dreamの何と素晴らしいことか。どうせレッテルを貼るのなら、いっそのこと、ポスト・ジョーン・バエズといったほうが良かったのかもしれません。しかし─、やっぱりノラ・ジョーンズのほうがピンときますかね。

♪Priscilla Ahn - Dream


当然アルバムも聴きたくなるわけです。


グッド・デイ
プリシラ・アーン
2008/08/20

ギターとブルースハープだけじゃなかったのね。とことんシンプルでいてほしかったような…、しかし、なかなか素晴らしいアルバムです。声がいいし歌が上手いから、余計なものを排除してほしいと思ってしまいます。
今月、ライブがあるらしい。場所はBillboard Liveです。まだチケットがあるようですが、どうしようかなぁ…
Billboard Live プリシラ・アーン 残席情報



2008年11月5日水曜日

弦ロック

クラシック音楽において、ドイツ三大“B”というものがあります。偉大な作曲家の頭文字を取ったもので、J.S.バッハ、ベートーベン、そして…あれ?誰だったかな?…そうそうブラームス!個人的にあまりブラームスに親しみがありませんので…
あまり知らないけれど、その音楽には、なんとなく自分なりのイメージというか固定観念を持っていて、それこそが三大Bと言われる所以なのでしょうか。
自分にとってブラームスの音楽とは─
まさに↓こんな感じです↓
画像
<ウィキペディアより>

いつ見てもすごい写真です。この人はホントに動いていたのでしょうか。

さて、どの重りを聴こうかなといろいろ探っていると、弦楽六重奏曲というものに目がとまりました。あのシューベルトの弦楽五重奏曲の重厚な表現法に強い影響を受けているとか。
ブラームスは弦楽六重奏曲を2曲残しています。その2つを同時に収めたCDが結構リリースされていて、ここでもどれにしようかと悩んでしまうのですが、ジャケで決定してしまいました。

ナッシュ・アンサンブル/ブラームス弦六
画像
ブラームス:
・弦楽六重奏曲第1番変ロ長調 Op.18
・弦楽六重奏曲第2番ト長調 Op.36
演奏:ナッシュ・アンサンブル

黒バックのペンギンは、確かに重々しいけれども、不思議と冷たさを全く感じません。

ブラームスの交響曲にペンギンは合わないかもしれませんが、器楽曲にペンギンは意外と合うのかもしれません。ペンギンのジャケを思い浮かべながら、ブラームスの弦六を聴けば、きっとニンマリするはずです。ブラームスのイメージが変わるかも─。