ジュリアードという名前を知ったのは、映画「旅立ちの時」を見てからだ。故リバー・フェニックスが音楽の才能を秘めた若者を演じた映画で、爆弾テロを起こしてしまった両親とともに、全米中を逃げ回っているという何とも奇妙な設定ながら、非常に気に入ってしまった作品。リバー演じた若者が目指した進学先がジュリアード音楽院。映画のストーリーはフィクションながら、ジュリアードは実在する学校だと知り、しかも進学した顔ぶれを調べると、マイルス・デイヴィス、チック・コリア、スティーヴ・ライヒ、フィリップ・グラス、イツァーク・パールマン、ヨー・ヨー・マ、バリー・マニロウ、ニール・セダカ、神尾真由子、中村紘子、諏訪内晶子、一柳慧、チョン・ミョンフン等々、すごい名前が並ぶ。要するに名門。しかも、人種も音楽性も様々であることが分かる。
故ニーナ・シモンもその名門の出の一人。名門の出だから音楽を聴いてみようと思ったわけではなく、彼女の音楽を聴いて感動し調べてみるとさらに驚いたといった具合。某雑誌の偉大なボーカリスト100人にも選出されているほどに、ニーナ・シモンの歌声は評価されているわけだが、失礼ながらその歌声はいわゆる名門のような響とはほど遠いような印象を覚えてしまう。しかし、そんな飾り物をも凌駕してしまうほどに心を揺さぶるその歌声─
The Desperate Ones
ジャック・ブルレ作詞・作曲
Everyone's Gone To The Moon
wiki : Everyone's Gone to the Moon
Feelings
確固たるピアノ技術のうえに魂の歌声。これはくるなー・・・
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