2010年3月11日木曜日

ジミ・ヘンドリックス ウッドストック

恐れ多いことではあるが
いまだ自分の中でのジミ・ヘンドリックス評というのは
かなり懐疑的だったりする。

果たして本当にローリング・ストーン誌が言うように
史上最高のギタリストたるものなのか─

まぁ、素人の無知なる偏見なのかもしれないが…



テレビでジミヘンのウッドストックでの演奏が放映されていた。
映画「ウッドストック」での視点があまりに醜悪なものだったので
“ウッドストック”というものがあまり好きになれないでいたが
ミュージシャンの演奏そのものに視点を切り替えると
あれはものすごいフェスティバルだったに違いないと確信する。

ウッドストックのトリを務めたジミヘン一同
らしからぬ冷静沈着な演奏で、淡々と演奏を終了させていた。
映画で描かれていたように、内部の醜悪さに冷めていたのか
それはよく分からないが
非常に抑揚のきいた素晴らしい演奏
あの♪「星条旗よ永遠なれ」の演奏も非常に効果的
まさにこれこそメインであると言わんばかりのもって行き方
スマートというほかない。
ノンストップのウッドストックでのあの映像こそが
ジミヘンを最高のギタリストたるものにしているのだと実感した。

’67年モンタレーでギターを焼き
’68年「エレクトリック・レディランド」のジャケ
その後の
’69年ウッドストックでの演奏
である
誰もがそのずば抜けたものを認めざるを得ないはず。

ウッドストックのような演奏があってこその
破壊的なパフォーマンスだということを認知しないと
ジミヘンの本質を見失ってしまいかねない。
そう自戒しつつもう一度ウッドストックのジミヘンを─


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