今年の野球は大盛り上がり─
そう思っているのは自分だけでないはず。
東京ドームでの松坂・岡島凱旋
福留・黒田メジャーデビュー
楽天快進撃、西武快進撃
阪神独走
星野ジャパン、韓国北京五輪制覇
巨人・オリックスの逆襲
中日vs広島、日ハムvsロッテ
阪神vs巨人
��・・・
ここに来てまだ、セ・リーグの優勝が決まっていないなんて、しびれます。
日本では今週末からクライマックス・シリーズが始まりますが、海の向こう、メジャーリーグではすでにポストシーズンが始まっています。
ワールドチャンピオンの大本命・100年ぶりのワールドチャンピオンを目指したシカゴ・カブスがロサンゼルス・ドジャースにスイープされてしまいました。黒田と福留、みごとに明暗が分かれてしまいました。
今年は、シカゴ・カブス/シカゴ・ホワイトソックス、ロサンゼルス・ドジャース/ロサンゼルス・エンゼルスがポストシーズンに進出して、シカゴとロサンゼルスの野球ファンは幸せなはず。特にシカゴファンは、“ヤギの呪い”がとかれることを期待したでしょう。しかし、呪いは意外と強かったようです。
残る望みは、ホワイトソックスへと向けられたはずです。
ホワイトソックスはレギュラーシーズン終了時、ミネソタ・ツインズと同率で首位に並んで、ワン・デー・プレーオフでポストシーズンに進出。シーズン途中、地区優勝をあきらめかけた時もあったようですが、最後の最後まで希望を捨てずに戦った末の勝利でした。♪Don't stop blievin' ~…という歌声が聞こえてくる気がします。
��年前の2005年、そのころホワイトソックスには井口資仁が在籍していて、スモール・ベースボールを掲げて見事にポストシーズンへ進出、圧倒的な強さでワールドチャンピオンになってしまいました。当時88年ぶりのチャンピオンを目指していたこのチームは、「Don't stop blieving」という合い言葉でチームが一つにまとまって、念願の栄光を手にしたのでした。
「Don't stop blieving」と聞くと、ジャーニーの同名の曲を思い浮かべる人が多いかもしれません。自分もそうでした。ジャーニーの同名の曲からこの合い言葉が生まれたのか、合い言葉がその曲とたまたま一緒だったのか、分かりませんが、ホワイトソックスがシカゴの街で優勝セレモニーをした時に、スティーブ・ペリーがゲストととして招かれて、♪Don't stop blievinigを市民とともに歌っていました。
歌って盛り上がっているのは、スティーブ・ペリーだけのように見えてしまいますが、シカゴの野球ファンは無上の幸せを感じたのではないでしょうか。ちなみに、スティーブ・ペリーはカリフォルニア出身です。
今年、シカゴ市民はこの気持ちを、今度はシカゴ・カブスの優勝で味わいたかったはずです。ドジャースに負けて喜んでいるのは、スティーブ・ペリーだけでしょうか…。
最後の望みのホワイトソックスは、先ほどタンパベイ・レイズに敗れて、シカゴのチームはポストシーズンから消えてしまいました。来シーズン、また…、don't stop blieving─
それにしても、岩村が在籍するタンパベイ・レイズの快進撃は素晴らしいものがあります。ヤンキースとレッドソックスを抑えて優勝したその実力は、まだ誰も実感できていないことでしょう。どのチームも油断してしまうのは、
去年までの成績を見てしまうと仕方がないのかもしれません。
さて、もう一つの“ロサンゼルス”、エンゼルスは現在ボストン・レッドソックスと試合中。スティーブもエンゼルスを応援しているのでしょうか。日本人の自分は、当然レッドソックスを応援です。
岩村のレイズが万年最下位からの栄光もいい
松坂・黒田のワールドシリーズでの投げ合いも見てみたい
その前に巨人・阪神
そしてクライマックス・シリーズ、日本シリーズ…
野球シーズンはまだまだこれからです。
そしてまた、今シーズンが終了した後には
WBCが待っています。