Computer Love という題名の曲を2曲知っている。1981年クラフトワークが創り出したものと、1984年ザップ&ロジャーが創り出したもの。どちらも時代を先取りしたように捉えられて、なかなか評価が高いはずだ。個人的には、どれだけ聴いてもなかなか好きになれない2曲なのだが…。
最近、毎日のようにPCを触れていると、曲の良し悪しは別として、その発想はやはり先んじていたものなのかなと感じる。しかし、暴走したHALを創造したキューブリックのあの映画は1969年のものだということを考えれば、80年代という時代は、すでにコンピュータラブと感じていた人はかなり多かったのかなとも思う。
それからだいぶ経って、ようやく自分もコンピュータラブ的なものを感じている毎日。触らない日はないというのは当然のことで、触らない瞬間が減りつつあるこの現状では、偏愛と言わざるを得まい。
最近は、SSDをドライブCとしたPCを購入して、その恐ろしいまでの速さに感動している。2年前に購入したHDDのみで構成されているPCも、スペック的には新しいPCと遜色ないはずだし、実際、windowsエクスペリエンス・インデックスの数値でも、計算速度などにおいては前に買ったPCのほうが数値が上になっている。ただ、転送速度の数値が若干、新しいPCの方が上であり、その少しの違いが、体感的にはものすごい。
新PC購入後まもなく、windows7のサービスパックが公開・配布され始め、ほどなく、新旧2台のマイPCもアップデートを行った。新しいSSD搭載のPCは、驚くべきスピードでアップデート完了したのに対し、旧PCの方は、恐ろしいくらいにアップデートが遅い。あまりにも遅くて、日をまたいでしまうほど。それでもなお、再起動やシャットダウンに時間がかかり、手間取るPCをそのままに会社へ仕事に行って、帰宅してもなおシャットダウン中という異常さ。さすがにダメを出し、強制再起動すると、やはり致命的エラーが発生し、OS自体が起動しなくなる。回復機能などで、アップデート前に戻して、もう一度サービスパックを入れてみる。やはり、時間がかかったものの、なんとか半日でPCがシャットダウンして再起動までしてくれた。あとはログイン画面が出るのを待つだけなのだが、またもや致命的なエラー C000009A:~~~~・・・・などという意味不明の表示で固まってしまう。単にその段階をクリアするのに時間がかかっているかもしれない、と淡い期待を込めて、PCをそのままに会社へ─。通常の日勤時間をこなして帰宅してみると、出勤時の画面そのままの状態でPCが熱くなっていた。強制終了…そしていま、修復画面が延々と表示されている。
これは、単にSSD、HDDの問題ではなくて、単に古いものが壊れてしまったのかもしれないと、多少心が折れつつある。まだ2年、しかも分割払いがようやく終わったばかりなのに。
新旧は、SSDとHDDの違いのほかに、OSのエディションも多少違っていた。新しい方はprofessionalで古いものはUltimateである。どうやらUltimateでは、言語パックが原因で正常にサービスパックがインストールされないというような意見が、ネット上で散見できた。35言語に対応したとしても、自分には全く必要ないわけだから、アンインストールしよう。そう心に決めるも、一挙にアンインストールすれば再び致命的なエラーが発生するようだし、数回に分けてアンインストールしなければならないとの意見も…と、それよりもいまだ修復画面の旧PCは、いつになったら復旧するのやら…。また、明日まで放置することになるのだろう。
こうしてPCに振り回されながら、コンピュータラブな日々が続いてゆく─。