King Crimson / Discipline
Adrian Belew – guitar, lead vocal
Robert Fripp – guitar and devices (Frippertronics)
Tony Levin – Chapman Stick, bass guitar, support vocal
Bill Bruford – drums
キング・クリムゾンに関してはそんなに真剣に取り組んでこなかったが、幸いにも彼らに関して真剣な取り組みをなしているマニアがたくさんいるので、情報には困らない。情報を多く吸収したからといって、クリムゾンをよく聴いたつもりになってはまずいのだが─。
このアルバムが出た1980年代期のキング・クリムゾンは、評価が低いようだ。自分が気に入っているクリムゾンのアルバム、「In the Court of the Crimson King」「Red」そしてこの「Discipline」を聴き比べてみると、明らかに軽いという印象。それがマニアが敬遠する原因なのか分からないが、続いてリリースされたアルバム「Beat」「Three of a Perfect Pair:」に関しては、個人的にあまり好みではない。ジャケットのデザインはこの時期が最も気に入っているのだが─
評価が低い1980年代期のクリムゾンではあるが、「Discipline」は彼らの代表的作品として掲げられることも多いようだ。
以前のクリムゾンに無かった、トニー・レヴィンとエイドリアン・ブリューのトリッキーな演奏。それが最大の魅力であり懸念材料にもなっているのであろう。
自分としては、もうまさにレヴィンのためといっていいほどのこのアルバムは非常に魅力的であり、素晴らしい演奏を十分堪能できる。また、レヴィンやブリューに溶け込むように軽やかに、これまでとはまた違った演奏を繰り広げるロバート・フリップの演奏というか力量というか、その度量の深さに感服してしまう。
あらゆる解説を読むと、1曲目のElephant Talk(※無駄話という意味)に代表されるように、思想的な意味は全くないようで、Elephant Talkの歌詞といえばアルファベット順に言葉をランダムに並べただけのものだという。そこも、マニアにとっては気に入らない点であるようだが、彼らの音遊びを楽しむことができるならば、これほどのアルバムは無いように思う。
個人的には3曲目のMatte Kudasaiが非常に好きな曲。文字通り、日本語の“待ってください”という言葉を歌っているもの。その響きが気に入って、歌にしたらしい。ゆったりとしたメロディーと、バックで漂う装飾音が非常に心地よい。
ごぶさたしてます、こんばんは。
返信削除コレ…いいですね。
一度聴くと、なかなか離れていかないです。
いかにも好きそうで、いいですね。
おお、久々にコメントが入った。あやうくスルーするところでしたよ。
返信削除生きてますかー/
こちら生きてますよー/
離れないですよね。聴くと絶対、鼻歌します。
ぜひ全部聴いて欲しいです。